英単語研究

英単語研究:『音声』

英単語研究:『音声』

こんばんは!今週の「英単語研究」の時間です。今週のハイライトはなんと言っても今世間を騒がせている音声版Twitterと言われるClubhouseの日本上陸です。スタンフォード大学卒業生コンビによって創業された完全招待制のClubhouseはリリースから時価評価100億円の資金調達を達成し、アメリカでは有名な投資家や有名人に広がって2020年に話題となりました。Clubhouseに関連して「音声」に関する英単語を紹介していきます。

Clubhouseと言えばゴルフ場にあるロッカールームのことを指しますが、そのような環境で起こる雑談を意識していたことがサービス名の由来かどうかは不明です。audio-only social app(音声のみのソーシャルアプリ)と称されるこのサービスが今後どれほどまでに世界中を席巻するのかも不明です。実はこのSubstack「英単語研究」を始めるきっかけになったシンガポール出身のロンドン大学時代の友人SamanthaにClubhouseのことを聞いていて、なぜコロナ禍の中で次世代型SNSが生まれているのかについて教えてもらいました。彼女のClubhouseに対するコメントを抜粋して紹介します。

It used to be super hyped a few months back, but it has died down a little now but still trendy.「数ヶ月前は激盛り上がりだったのがやや死んで今もまだイケてる感じだよ!」

意訳するとこんな感じですが、当初はセレブのみをターゲットにしていたが招待枠をどんどん拡大して一般市民にも広がっていきレア感がなくなってきたのが原因らしいです。日本でも招待枠の奪い合いが起きていたので、名案を思いつき招待枠100枠を獲得する方法を思いつきコチラのnoteにまとめましたのでご覧ください。今後も音声(audio)のみを用いたSNSに注目していきたいと思います!英語教育の世界でaudioと言ったらミシガン大学のチャールズ・フリース (Charles Fries) によって考案された行動主義に基づく教授法であるAudio Lingual Method(AL法)があります。上智大学院の授業で1回の授業を全てこのAL法で行い、機械的な言語活動として批判された英語の型をひたすら繰り返して特訓するPattern Practice(パタン・プラクティス)と行動心理学者のB.F.スキナーの実験と比較・分析しながら良い点悪い点を議論した記憶があります。そして音声と言えば英語音声学!今学期は大学で英語音声学を教えていて、先週は学生による最終発表がありました。全てオンラインの授業だったので7分間の英語音声学動画を制作する課題を40人の学生、11グループに出したところ、フォニックスの歌を作ったりオノマトペの分析をしたり、地域別のアクセント分析をしたチームなどがあり出来栄えに感動しました。来学期も英語音声学の授業があるので「英単語研究」で授業ネタをチラ見せしていきます。

「音声」の英単語

audio(音声)はオーディオプレイヤーやオーディオシステムなど日本語のカタカナでもお馴染みです。audioはラテン語のaudre(聴く)が語源となっています。ドイツの高級外車Audiも「聴く」が語源です。タレントなどを選び出す審査会であるオーディション(audition)も同語源です。audibleを語源分析してみるとaudi(聴く)+ble(可能)=「聞き取れる」、否定を意味する接尾時iが付くとinaudibleで「聞き取れない」と解釈できます。audience(テレビやラジオ、公演などの聴衆)、auditorium(講堂) 、audiovisual(視聴覚の)、auditor(聴講生)は全て「聴く」が語源です。そして人の話を聴いて従うという意味のobeyも「聴く」が語源になっています。形容詞形のobedient(従順な)も覚えておきましょう。

「聴衆(audience)」の英語表現

audio(音声)はオーディオプレイヤーやオーディオシステムなど日本語のカタカナでもお馴染みです。audioはラテン語のaudre(聴く)が語源となっています。ドイツの高級外車Audiも「聴く」が語源です。タレントなどを選び出す審査会であるオーディション(audition)も同語源です。audibleを語源分析してみるとaudi(聴く)+ble(可能)=「聞き取れる」、否定を意味する接尾時iが付くとinaudibleで「聞き取れない」と解釈できます。audience(テレビやラジオ、公演などの聴衆)、auditorium(講堂) 、audiovisual(視聴覚の)、auditor(聴講生)は全て「聴く」が語源です。そして人の話を聴いて従うという意味のobeyも「聴く」が語源になっています。形容詞形のobedient(従順な)も覚えておきましょう。

audience…テレビやラジオ、公演などの聴衆
customer…お店で買い物をしてお金を支払う客
guest…ホテルなどでもてなしを受ける客
client…技術的なサービスを受ける顧客や取引先
spectator…スタジアムなどに観戦にきた観客
passenger…電車やバスの乗客

ビジュアルで覚えるIELTS基本英単語(ジャパンタイムズ出版)

engage the audience(観客を魅了する)
convince the audience(聴衆を納得させる)
attract a huge audience(多くの聴衆を魅了する)
hand out leaflets to the audience(観客にチラシを配る)
The singer enchanted the whole audience.「その歌手は全ての観客の心を奪った。」
The audience was brought to tears by the emotional songs.「観客は感動的な曲を聴いて涙した。」
Huge visual images have a lot of impact on the audience.「大きな視覚的映像はとても大きな影響力があります。」